2018年4月18日水曜日

MATRIX PowerWatch装着二日目


 装着して二日が経ったところで、GoogleFitではなく、カロリーの入出力という意味でMyfitnesspalとの(無理やりな)併用をしてみての感想など記そうと思います。

 まず、前回不便だなあと記したスマホとの手動での同期です。上のボタンを4回押して下のボタンを1回押す、のような感じで操作を安直に覚えてしまったため、不便なんだけどちょくちょく同期させてみたりしてとりあえずは満足しています。時計側は何回同期させたってバッテリーの残量とか気にしなくていいわけだし(本末転倒かもしれない)。 


 そしてヘルス系アプリとの連携です。とりあえず、手動でやることにしてみました。
 どうやっているかというと、Myfitnesspalで基礎代謝が出てきている状態でちまちまと食べたものを入れていきます。そこまでは他の連携アプリがあっても同じかと思います。但し自動での「追加カロリー取得」のような事はやらずそのまま基礎代謝分のまま一日を過ごしていきます。PowerWatchでの消費カロリーが基礎代謝を上回ったら、上回った分を追加カロリーとして手動で入れます。24時間での計測なのでアクティビティの時間は1440分とし、消費カロリーから基礎代謝カロリーを引いて、入力します。これで、一応運用できないことはないです。無理やりですけれど。

 ちなみに、Withings(ノキアのHealth Mate)の体重計で体重は自動的に記録しているので、体重に関してはMyfitnesspalと同期がとれています。しかし、PowerWatchには体重が変動したらその都度スマホアプリ側のプロフィールの欄の体重を更新するという作業があり、これは結構面倒な事かもしれないです。

 二日間装着しての、感想というか過ごし方でした。

2018年4月16日月曜日

人体で発電。MATRIX PowerWatch


 衝動買いをしました。MATRIX PowerWatch。
 検索すればすぐ出てくるけど、人の体温(皮膚の温度)と本体との温度差を利用して発電するのだそうだ。なので冷却機能っていう感じのスリットが本体下部に入っていてガジェット感はかなり感じます。本体はそこそこの大きさ。今時のスマートウォッチの分厚さと同じだけど、充電池目いっぱい積んでいるわけでもないので、びっくりする軽さ。
 ハードとしてのデザインは結構好きかもしれないです。
 ちなみにファームウェアですが、1言語変更するごとにファームが入れ替わります。1言語1ファームっていう感じです。

 皮膚からの熱で発電をするため、皮膚温度の変化とアクティビティを併せて計算し正確な消費カロリーが分かるとのことです。もしかしてすごい事なのかも・・・。
 なお、皮膚から熱を奪って発電してはいますが、密着している部分が特にひんやりとかそういう事はないです。見ていると本体の温度も皮膚温度にどんどん近づいていくのですが、室内でじっとしている場合だと大体皮膚温度-1℃といったところで安定し、細々と発電を続ける感じになりました。この微妙な温度差を生むために苦労したんだろうなあ、とスリットを見て思う次第です。

 実用性なんだけど、2018年4月現在、これは厳しい面を多く感じます。
 まず、本体の操作性。やたらスイッチを弄ってモードを変え、表示を変えないと例えば歩数、消費カロリーなどを確認できません。またスマホとの同期ですが、どうやら自動同期ではないようです。気が付かずにいつ同期されるのだろう・・・と小2時間ほど待っていたりもしましたが、スマホのアプリを起動し、本体を同期モードにしないと駄目だということに小2時間ほどで気が付いてよかったです。考えてみればプッシュ通知に5月以降出る新モデルの時計で対応すると謳っているくらいなので、スマホとのデータ通信はかなり制限があるような気がしてならないです。私購入したモデルではそう簡単に便利なことにならないのではないかと予想します。
 睡眠時の計測ですが、これもまた入眠を自動判定するわけではなく、SLEEPモードにしてから意識を失うという流れです。ただ、こちらについてはファームのアップデートで自動化するとの情報もあるようです。それと、睡眠の深さ、どうもそういうのが計測されるわけではなさそうです。一晩寝てみた結果、単なる睡眠時間の記録です。現在のボタンを押してから入眠するとして睡眠時間を記録するって言うのは、なんかかなりやる意味半減のような気がしますので、さすがにファームアップで改善されるということなのでしょうか・・・。
 そして私にとって、実用性を貶めている最大の理由がGoogleFitなどの他のヘルス系サービスと一切連携できないということです。これ、英文のサイトでも、日本のプレス系記事などなど各所で「GoogleFitへの同期もできるようだ」という文章があり、購入前はてっきるできるものだと思っていたのですが、スマホ側のアプリを散々弄り回したけれどもそのような設定項目をついぞ見つけることができませんでした。またそれなら本家のサイトでQA、サポートの情報でも(英文でもよいから)見てみようと思ったりもしたのですが、今のところ本家のサイトはどのページに行っても1ページしかない日本語サイトに強制的にリダイレクトされてしまう状態で、英文サイトをまるで隠すかのような所業でいらっとしてしまいます。アクセス元か、ブラウザ偽装でいけるのかどうか。その辺までどうこうしようとも思わなかったので一瞬表示されるサポートページからのリダイレクトをひとしきりいらっと楽しんで、諦めました。
 しかし残念であると思うと同時に一つ疑問がわきます。このPowerWatchで計測される消費カロリーはアクティビティに対する「運動した分の消費カロリー」ではなさそうだ、ということです。つまり、その人の基礎代謝含めた消費カロリーだと思われます。であれば、アクティビティに対する消費カロリーを前提としているヘルス系サイトと果たして連携できるのだろうか。もしかして、既存のヘルス系サイトと連携をとるのは結構奥が深い難しい問題なのかもしれない、などと思ってみたりしています。

 ひとしきり厳しいことを書きましたが、ハードそのものはとても良い出来だと思えます。造形もそうだけど、革新的な機構を実装した、という点においてもそもそもは評価されるべきだと思います。ただ、便利に使うための機能としてのベース技術(技術から付属させる機能ではなく、人が使用するための機能)というのがもっと意識されていたらなあと思うところが多くて惜しい感じがとてもします。まあ逆に言うとソフトウェアでなんとなくごまかさず、ちゃんともの作っているよね、と言えなくもないガジェットかと思います(フォロー)。

MATRIX PowerWatch装着二日目

 装着して二日が経ったところで、GoogleFitではなく、カロリーの入出力という意味でMyfitnesspalとの(無理やりな)併用をしてみての感想など記そうと思います。  まず、前回不便だなあと記したスマホとの手動での同期です。上のボタンを4回押して下のボタ...